Nちゃん7才、14回目のアトリエです。アトリエに入るとすぐ左手に冷蔵庫があって、冷蔵庫の壁に紙粘土で作ったネコが、磁石で貼ってあります。アタマや手足がバラバラに作ってあるので、いろんなポーズができます。Nちゃん、ネコを動かしながら、お話を作って聞かせてくれます。たしか、ネコが2匹、ぶつかって、カラダが入れ替わって、もう1匹のネコが、それを見て、ちょっかいを出すお話でした。
Nちゃんは、思いついたことをそのまま、すぐ言葉にできるのです。話すことと、絵を描くことは、実は近いのではないかと、最近よく考えます。絵に描くのは、紙と鉛筆があればできるけど、自在に話せるようになるには、誰か面白がって聞く相手がいて、「うん、話してごらん?」という環境があって、話すという表現が始まるんじゃないか、と思うのです。「話してごらん?」がちゃんと伝わったら、下手でもなんでも、表現してみようか、という気分になって、それから生の言葉が出て来るんじゃないかなあ、と思うのです。アトリエで辛抱強く待っているのは、「生の表現」ですが、「話す」という表現にも、その辛抱強く待つ誰かが、大事なんではないのかと、思うのです。
その人らしい絵が、遊びながら表現されていくとき、話し方や、体の使い方も、その人の表現に近づいていると思います。借り物の言葉ではなくて、ホントに今、感じていることを言葉に乗せていくような。。
Nちゃん、今日は1枚の絵をゆっくりと描き始めて、2時間そのまま描き続けていました。いつものA4の画用紙で始めたんですが、絵が続いて広がりそうなので、画用紙を継ぎ足したのでした。道がカーブしていく絵から始まって、その道がさらに続いていく絵になりました。大きな木も描かれて、道の脇には、木の柵が描かれていきます。小さいウサギが1匹描かれたら、道がさらに広く感じられて、いいねー、こんな公園にいきたくなっちゃったなあ、とお話します。公園にあったらいいもの。公園でこんなふうに遊ぶ人がいる。次々に描き足されていきます。いろんなことをして遊ぶウサギがたくさん登場して、お店もあって、草原はスポンジで黄緑をポンポンと描いていきました。
ふと気づいたら、あ、もうお母さんがお迎えに来る時間だね!という感じでした。一生懸命描いたというよりは、公園のイメージをゆっくり味わって遊んだ感じです。えんぴつで描いて、消しゴムもたくさん使って、気の済むように描いたのでした。次回も、この絵の続きが描けそうです💗
また、遊ぼうねー!

写真-1 ネコの物語💗

写真-2 Nちゃんの絵、描き始めから、画用紙が継ぎ足されたところ。

写真-3 いろんなうさぎ、登場してます💗
