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絵を描くという旅。2026.3.30.【鍛錬と遊び】

Aくん15才、初めてのアトリエです。お母さんと一緒に参加です。Aくんは、車椅子を使っているので、階段を上る5階のアトリエには来られないのです。なので、私がAくんのお家で、出張アトリエをすることになりました。実は私も、出張アトリエは初めてです。アトリエの材料を、全部は持っていけないんですが、アトリエ体験をしてもらうのに必要なものを厳選して持っていきました。プニョプニョボール、溶いた絵の具、スポイト、画用紙、砂、紙粘土、ポスカ、パステルなど。Aくんのお家の食卓テーブルで、アトリエは始まりました。

Aくんが、今、興味があるのは、実はデッサンなのでした。今日のアトリエの最後に、色鉛筆で描いたリンゴの絵と、鉛筆で描いた瓶の絵を見せてくれました。瓶の鉛筆デッサン、懐かしかったです。色合いを見たら、Aくんがデッサンに興味を持っていることや、鉛筆の色のグラデーションを大事に思っているのが伝わってきます。とてもきれいなところと、気になるところをお話しました。Aくん、「あ、そうか」と言ってました。そこは、デッサン始めた人がみんな最初に超えていくポイントなのでした。ひとつ、気づいたということは、そこから発展していけるということです。まだまだ、面白くなってきます💗やっていけば、気づきは、毎回あるのです。

出張アトリエのたびに、デッサンを見せてもらって、それを見ながらいろいろお話するやり方で、デッサンは深めていけると思います。絵のいいところは、じっと見ていれば、何かわかってくるところです。何かスッキリしないんだけどなんだろう?と感じる理由に、ある時、気づく。同時に、もう描けていることにも気づいていきます。気づいたら対処してみる。味わい深い道のりなのです。

静物画のデッサンは、モノがどう在るか?をよく見て感じていく、地道な鍛錬みたいなことだと思います。そして、絵を描く面白さは、同時に、自由に表現する面白さともつながっているので、遊んで感性を喜ばせていくこともやりましょう。鍛錬と遊び💗私は、両方あるのが好きです。実は私は、いい年になるまで、鍛錬の方に重心があったので、それはまちがいではなかったけど、しんどかったのです。あるときから、「遊ぶってどういうこと?」と言うのが私のテーマになって、そこを探求したくて、アトリエを開いたのだと思います。

Aくんとお母さんに、スポイトで色を落としていく絵を遊んでもらいました。乾いた画用紙に描いていくのと、濡らした画用紙に描いていくのと、両方の色の展開を、じっくり味わっておられました。意外な色の展開を味わっていくのは、気持ちの展開も一緒に味わっているのだと思います。キネティックサンドも遊びました。砂で遊ぶのは、すごく久しぶりですー!と、感触を味わうところから始まったのが素敵でした。なかなかしっかり固まってくれない砂で、Aくんは滑り台を作って、ビー玉を転がすのでした。その後で遊んだ紙粘土は、形にしやすいので、手の中でこねながら作るもののイメージができて、色をつけて、形を作っていきます。なじみのあるものを、形にできると、安心できてうれしいのです。たぶん、いろんな遊びを辿っていくことで、脳みそと気持ちが耕されていい感じの畑ができていくのではないかなあ、と思うのです。いろんな野菜の育つ畑は、いい土作りから始まる。。その人らしく遊びに集中している姿は、いい畑ができていく姿のように感じます。

また、遊ぼうねー!

写真-1 2人で描くスポイトの絵、1枚目、完成。

写真-2 2人で描くスポイトの絵、1枚目。最初から完成まで。

写真-3 2人で描くスポイトの絵、2枚目、完成。

写真-4 2人で描くスポイトの絵、2枚目。最初から最後まで。

写真-5 キネティックサンド。感触を味わいながら、形を整えるのを遊ぶ。

写真-6 紙粘土。Aくんのなじみのあるキャラクターが登場しました。オレンジ色のボールはお母さん作。後ろの立方体は、私の作。おしゃべりしながら作りました。Aくんは、おしゃべりを聞きながら、サクサクと作っていました。

お母さんの感想です。

先日は来ていただき、ありがとうございました!✨
先生の温かい雰囲気の中で久しぶりに過ごす息子との時間がとても心地良かったです☺️
息子も絵の具がどんどん変化していく姿が楽しかったようです!
少しずつ、デッサンも進めていくのでまたよろしくお願いします。

アトリエでの様子も丁寧に書いていただき有難いです。内容も大丈夫です✨ありがとうございました😊

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