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2023.3.17 模写を味わうということ

模写をしたいというお客さんがいましたので、アクリル絵の具で模写、やりました。アトリエのメニューにはない、「模写」でしたが楽しかったんです!素敵な絵と出会って、その世界を自分で再現したいという、静かなパワーが伝わってきました。(左端が、お客さんが出会った絵のコピーです。それを、拡大プリントして、使いました。その隣が、下塗りをしたところ。中央が完成した模写です。部分を模写したんですが、そこに描いた人の世界感があるのです)

その方が良いなあ!と感じたところが絵になればいいのだ、と思いました。なので、模写の大変な作業は、はぶいて、その方の描きたいところにフォーカスしました。模写は、勉強としてやると、構図を写し取るところから、作者の意図を丁寧にくみ取っていく。慣れないと下描きだけで、疲れてしまいがちです。そこに取り組むのが、いい勉強になるんですが。。
 
でも、そうではなくて「この絵の大好きな部分を描きたい」という、楽しいとこどりの模写です。いいじゃないですかーー!やりましょう♥️というわけで「勉強」部分はカットしました。いい絵だなあ、思うときは、その絵の構図の魅力が意外に大きいのでそこを手抜きすると、魅力が減ってしまいます。構図は大事なところです。
 
それを短時間で解決するには。キャンバスサイズの枠を作ってプリントアウトした絵の上に重ねて置いて構図を決めてもらい、少しはみ出したりしたところは、切って移動する。プリントアウトした絵なので、自由自在です。アナログなやり方ですが、誰でもできるやり方です。

構図が決まったら、それをキャンバスに、写し取りますが、トレーシングペーパー欲しいね?というお話になり、何かないかと考えて、クレヨンで簡単トレーシングペーパーを作ったら、上手くいきました。細かなトレースができなくても、だいたいの形が描けたら大丈夫です。足りないところは元絵を見ながら、鉛筆で描き足していきます。

サクサクと、鉛筆の下描きができたので、下塗りです。最初から、完成の色で描いていくより下絵に別の色が何層かあると、いい味わいが出るのでおすすめしました。コツは、「完成の色の反対の色で下塗りする」。反対の色って、なんでもありなんですが。完成の色が明るい色なら、暗い色で。輝いてる色と思うなら、くすんだ色で。下塗りするときは森の手触りをイメージしながら、色を塗っていく。水平線まで海面を感じながら塗っていく。夕焼けの空を感じながら塗っていく。筆使いの呼吸の静かなちがいが生まれます。
それが絵の中にあるとそれぞれのリズムが絵の中の豊かさを増幅してくれる。見ている人もその豊かさを感じる。下塗りが始まると、急に絵が深みを持ちました。

この日は、途中で、時間が来て終了しました。でも、ちゃんとその方の絵になってきていますのであとはお家で、この続きを描いていくことになりました。アクリル絵の具は水彩ぽく使えるのに、どんどん重ねて描いて行けるのが楽しいところです。わからなくなったら、元絵を見て、良いなあ!と思った感じを思い出しながら描いていく。。

右の絵は、お客さんが模写に集中している間、私が描いていた絵です。私も楽しかったー💗
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