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絵を描くという旅。2026.4.6.【守りながら、スペースが生まれる】

Rちゃん10才、お母さんと一緒に初めてのアトリエです。絵を描くのは好きなんだけど、苦手意識もあって、気楽になれないようです、とお母さんがお話してくれます。お母さんも、絵が得意ではないので、そこをどんなふうに言ってあげたらいいかわからないということでした。

ウチのアトリエが、お役に立てるかどうかは、横に置かせてもらって、アトリエでは、自分の「好き」を探求するのを遊ぶ時間にしてもらいたいんですと、お話しました。何かを上手く描けるようになるというより、「自分は本当は、こういうことを大事に感じている」と、意識していく時間は、意外に大事だと思うのです。誰かの評価はそのひとのもの。自分が自分を思う感性は、自分のもの。自分の気分の揺れ幅や、変化を、誰かの評価から離れて💗味わうアトリエです。

気楽さを味わっていくのは、スポイトで遊ぶ絵が面白いんですよ、と始めていきます。どんなふうに始まっていっても、面白い絵になるんです。お母さんとRちゃん、それぞれに色を置いていきます。色の水玉や模様が増えて、少しづつ混じりあっていきます。でも、全体で混じり合うことはなくて、お母さんの領域、Rちゃんの領域ができていました。Rちゃん、自分の領域を守りたいように見えました。お母さんも、それをわかっているので、Rちゃんの領域を守りながら、自分の表現をしています。いい絵も、悪い絵もないのです。そういう表現が大事だった、ということなのです。

お母さんは、いろんな色を少しずつ試して、色の変化を味わっています。Rちゃんは、小さなカップに緑の色作りを始めました。画用紙の上の色は、そのままになっています。アイスの棒は少し使って、そのままなのでした。もう少し、色合いの変化を味わって欲しかったので、「ふきんを、この画用紙の上に置いて、絵の具を吸わせるというやり方があるんだけど、やってみる?」と、提案してみました。断られるかな?と思いましたが、逆でした。Rちゃん、すぐに、お母さんに端を持ってもらって、一緒にふきんを平らに置くのでした。それから、慎重にふきんを剥がして、うれしそうなのです。余分な絵の具が吸い取られた水玉は、穏やかな色合いです。この色合いが、Rちゃんの気持ちとぴったり合ったようなのでした。少し色を足しては、ふきんを置くのを、何度か繰り返しました。とてもいい笑顔のRちゃんなのでした。

完成した絵を見ていると、たしかに領域は別れているんですが、1枚の絵として見ても、違和感がない感じです。右と左の色合いはちがうけど、それも、いい味わいに思えてくるのでした。

2枚目は、画用紙を水で濡らして、始めます。2人の色は、自然に混じっていくのではないかな?と思ったら、やっぱり領域が大事なのでした。途中から、Rちゃんの領域になっていきながら、鮮やかな赤と黄色が登場してます。アイスの棒も活躍してました。Rちゃんの手は、大きく動いて働いてます。

3枚目も、濡らした画用紙で始めました。試しに、色を全体に、ポンポンと置いてみる感じでやってみて?と、提案してみました。2人でかわりばんこに置いたら、どうなるのかなー?と思ったら、最初から、ほぼRちゃんの領域になるのでした。色をどんどん置いて、溜まった絵の具を、バットを傾けて流して、混じり具合を遊びます。お母さんは、見守っています。3枚目は、最初に赤が登場して、それから青と紫がたくさん加わりました。たっぷりした絵の具が動いていくのを見ると、毎回、穏やかな気持ちになります。

最後に、お母さんとRちゃん、それぞれに吸い取り紙をお渡しして、スポイトで描いてもらいました。絵の具のすーっと染み込んでいく感触が、味わい深いのです。お二人とも、静かに取り組んでいるのでした。私は最初の絵を乾燥させに台所へ行きました。ときどき、おしゃべりする声が聞こえます。静かな穏やかな時間でした。たくさん遊んだ後なので、2人とも、すんなり集中して遊んでくれました。描き終わったとき、2人とも、とても落ち着いて満足そうなのでした。お母さんは、黄色をたくさん使って、塗って、重ねて、黄色のパワーを充分味わったようです。Rちゃんは、薄い色から濃い色まで、いろんな色の水玉と空間を、味わったようです。それぞれの色が、ていねいに表現されています💗

改めて最初の1枚と、最後の吸い取り紙の絵とをみてみると、よく似ています。そして変化もあります。最後の絵、お母さんの絵には、濃い青と、苦手と言っていた茶色が登場しています💗 Rちゃんの絵は、しっかり丸い水玉が充実した感じでたくさん描かれています。そこに、お母さんの絵ににあるような濃い黄色が登場しています。

写真を見ながら、思うことがありました。自分の領域を守るってどんな感じだろう?私にもそんな時期があったとしたらいつだろう?自分の髪型に、口出しをしないでほしいとか思う感覚に近いのかな、と想像しました。

Rちゃんが、絵を描きながら、生き生きしてきたのは、自分の領域が守られて、見守ってもらえたから、なんではないかと思いました。最後の絵の、とても充実した水玉と、濃い黄色の水玉も登場してきたのは、お母さんの黄色を受け入れる体制になれたのかもしれない。。当たっているかどうかは、わかりません。私が絵から受けたイメージとストーリーです💗お二人のヒントになれば、幸いです。

また、遊ぼうねー!!

写真-1 2人で描くスポイトの絵、1枚目、完成。

写真-2 2人で描くスポイトの絵、1枚目、最初から完成まで。

写真-3 2人で描くスポイトの絵、2枚目、完成。

写真-4 2人で描くスポイトの絵、2枚目、最初から完成まで。

写真-5 2人で描くスポイトの絵、3枚目最初から完成まで。

写真-6 それぞれの絵、吸い取り紙・スポイト💗

Rちゃんのお母さんの感想です。

こんにちは☀️
ありがとうございます😊拝見しました✨✨
素敵な文章を添えて頂きありがとうございます
よろしくお願いします

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