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絵を描くという旅。2026.7.5.A【一緒にやりたい、ひとりでやりたい】

Sちゃん6才、お母さんと一緒に2回目のアトリエです。前回、ダブルブッキングで、お友達と一緒になったのが、楽しかったみたいで、「今日は来ないの?」と言うのでした。「こないだは、どうしていたの?」と熱心に聞いてます。お友達の工作と自分の紙粘土を並べて、とても楽しそうでしたもんね💛


ヒト型ぬり絵から始めます。Sちゃんは、別の絵を描きたかったので、ぬり絵は、お母さんだけで始めていきます。お母さんは水彩で描き始めて、Sちゃんは、ポスカで描き始めています。描きながら、アトリエは私ひとりで、やりたい、とも言うのでした。私は、今日は、もう一緒に来てるから、今度にしない?と言い、お母さんは、じゃあ、お家で話し合って、次からそうしようか?と返事をしています。いつから1人で来るのかは、それぞれの親子さんが話し合って決めていきます。何回か連続して1人で来た後に、お母さんも一緒にやろうと言って一緒に来ることもあるのです。

お母さんが片方のぬり絵を描き終えたころ、Sちゃんは、筆でお母さんの空いているヒト型に青い絵の具を塗ったのでした。お母さんの絵に参加したくなったのかな、と思います。お母さんと一緒に描きたいの?と聞いたら、ううん、と言うのでした。お母さんと一緒にスポイトの絵をやってみてくれるかな?と思ったんですが、それも、ちがうようでした。もちろん、OKです💛Sちゃんは、何をやりたいのかな?そこを探していくアトリエです。お母さんのもうひとつのぬり絵は、また別の画用紙に描いてもらえばいいのです。

Sちゃんは、紙粘土で遊ぶことになりました。小さくちぎった紙粘土に茶色の絵の具を混ぜていきます。小さいクマができました。あと、ネコとウサギも作る、と言ってます。大きな紙粘土のかたまりに緑の絵の具を混ぜたいというので、どうしたいの?何を作るの?と聞いてみます。緑の草を作って、そこにクマを置く、ということでした。おお、それならと、段ボールの板を出して、ここにくっつけたらどうかな?と説明しようとしたら、もう、使い方がイメージできたSちゃんは紙粘土を置いていこうとします。そのまま使うのは、だいぶ大きいので、半分に切るからね、と言うと、Sちゃん、私がやる!とハサミで切ってくれます。お母さんも手伝ってくれます。Sちゃん、まっすぐに切るのではなくて、「こんなふうに」とリクエストがありました。了解です、切りましょう💛Sちゃん、気に入ったベースができて、緑色にした紙粘土を、くっつけていきます。

そのころ、お母さんは、自分の工作用に持ってきた粘土で、工作を始めました。もちろん、OKです💛乾くと陶器のように固くなって、絵を描いたりできるそうです。出来上がりは、すべすべの真っ白なんですが、そのお話をしていると、Sちゃんも触りたくなって、絵の具の付いた手を伸ばすのでした。おっと!とお母さんがストップをかけて、大丈夫でした。私もそれやりたい、と言いますが、これは、お母さんのだよ、と説明して、納得してもらいます。Sちゃん、ちょっと不満そうでしたが、紙粘土も工作に戻って、どんどん緑の紙粘土を広げていくのでした。お母さんは、持ってきた粘土でSちゃんの好きなキャラクターを作っていました。「乾いたら、Sちゃんが顔を描いてね」と言ってたと思います。お母さんは、余った粘土で、小さいトトロを作ってくれるのでした。トトロは3匹くらできていたかな?小さくてかわいいトトロは、Sちゃんもうれしそうです。

Sちゃんは、別々の絵を描きたい、でも一緒にやりたい、お母さんの作ってるものに参加したい、これが同時にSちゃんの中にあるんだけど、やりたい!をいっぺんにやるのはむずかしいのです。

アトリエでは、極力「それはダメだよ」、と言わないで、できるだけサポートします。子どもさんは、邪魔されないのがわかってくると、あわてないで、自分の表現に集中していきます。いっぺんにはむすがしいから、こうしていこうと、だんだんに整理ができていくためのサポートです。自分が何をしているか、何を言うか、全部大事な表現なのです。

なので、お母さんの真っ白な出来上がりの粘土に、Sちゃんが触ろうとしたときは、なかなかスリリングなのでした。でも、実際、日常生活の中では、「あ、それはダメだよ」と言うのは、よくあることですよね。ということは、アトリエの中に、日常のやり取りが入ってくる、ということでもあるのです。入ってきたら、それを、ていねいにやっていくのもアトリエだなあ💛、と思うのです。

もうひとつのやり方は、ハードルをぐっと低くして、同じ材料を使って遊んで、そこで一緒の作品を作ったり、別のものになったり、どっちに行ってもOK!💛というやり方なら、もっと気楽に、Sちゃんの気持ちのままに遊んでいくのを見ていられます。隙を見ながら、お母さんも作品を作っていけます。

何回も通ううちに、お母さんの作品を作る時間が、少しづつ長くなっていくのです。ということは、子どもさんが、自分の世界に集中して遊ぶ時間が増えた、ということなのです💛

紙粘土の工作、どんどん出来上がって、もっと遊べそうでしたが、残念ながらおしまいの時間が近づいてきます。紙粘土の工作は、たっぷり1時間以上遊びました。お母さんは、ぬり絵を完成させてます。きれいな線がキチンとつながって、花がたくさん描かれていました💛

また、遊ぼうねー!

写真-1 Sちゃんの絵。

写真-2 紙粘土-1。

写真-3 紙粘土、水彩絵の具、段ボール、モール、ビーズ💛

写真-4 お母さんのぬり絵💛

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