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絵を描くという旅。2026.10.31.A【それぞれの遊び方で始まる】

小3のKくん、Tくん、お母さんと一緒に、5ヵ月ぶり7回目のアトリエです。

 ヒト型ぬり絵から始まります。お母さんは、どう描こうかを考えています、二人はサクサクと描き始めました。何を描こうか浮かびにくいときは、ゆっくり考えてください、と言います。描くことより、そこを楽しんで味わうのがいいと思います💛お母さんは、しばらくして、色えんぴつで色を重ねて塗っていくことにしたようです。どんな色をどんな筆圧でどんなスピードで描きたいか、これを味わうのは楽しいのです。お母さんは、時間をかけてサクサクと塗っていました。3人のぬり絵は、それぞれのタイミングで出来上がりました。自分のタイミングで描いていくことが、普通になっているのだなあ💛

 双子のKくんとTくん。とてもよく似ているので、私はまだ区別がつきません。でも、描かれている絵を見ると、それぞれの個性が見えてくるのでした。Kくんは、いろんなモチーフを描いて現れてくる雰囲気を味わう感じで、T君は手を動かすことや感触そのものを味わっている感じがします。

 スポイトの絵は、ぬり絵が終わったT君から始めていきました。水玉をていねいに並べていきました。その上にいろんな色を落としていって、色合いも変わっていって、全体を色水が流れていきました。Kくんは、水玉を大事にして並べていって、「そのまま乾燥させる」と、言ったのですが、そのままだと乾かないから、私がいつもやっているやり方を伝えてみました。スポイトで、水玉をひとつずつ吸い取っていくのです。そうすると、きれいな丸い跡が残るのです。Kくんは、吸い取るというより、水玉にスポイトの空気を送りながら吸い取るのでした。面倒なことを言っちゃったかな?でも、面白がって吸い取っているようでもありました。水玉は少し揺れて、柔らかい感じの跡になりました。

 それから、Tくんのリクエストは、スライム作りなのでした。もう何度も作っているスライムです。ボールにせんたく糊を入れて、ホウ砂水も置いて、渡します。どんどん固まって、いい感じのおもちのようになっていきました。テーブルの上に置いて、さらに混ぜていきます。だんだんテーブルに叩きつける感じになって、そのあとは、滑らかなスライム💛になっていく流れが、流れそのものを遊ぶ感じなのでした。固めのスライムに水を足して風船を作ろうとしたんですが、その途中でまた別の遊びに移っていくのでした。手はずっと動き続けている感じでした。

その隣で、お母さんはスライムを警戒しながら(笑)吸い取り紙に絵を描いていました。改めて写真を見たら、チェック模様のオレンジ色の線が、穏やかに伸びていて、それが何本も安定してあるのが、心地よいなあ💛思いました。子どもさんたちについて「先取りして心配しなくても、本人が今、困ってないなら、そんなに気にしなくてもいいって思うようになったんですよ」というお話をされていたのを思い出しました。

Kくんは、えんぴつで絵を2枚描きました。2枚とも空間を味わって描いているのが伝わってきます。この絵は何だろう?と思いながら眺めてしまいます。それからKくんもスライムを作ります。スライムが固まる前に色をつけたいと、絵の具を入れてから作りました。たしかに、途中で絵の具を足しても、後はホウ砂水を混ぜて、固まり具合を調整するだけなのでした。スライムは作るたびに、遊び方が増えていくようです。そして、手触りを遊ぶのは、意外に奥が深いのです。Kくん、テーブルの上に置いたスライムを両手で触ったら、全部が糸を引いてるみたいになって、大変そうです。つい、ホウ砂水を足したほうがいいかな?と思ってしまったけど、聞いてみました。「それは、困っているの?」と聞くと、ううん、というのでした。お母さんも、「それはそれで、面白んじゃない?」と言ってます。そうかー、困っていないのかー。ホウ砂水は、足さないで置いておきました。そしてそれが、困ったなあ!になったときは、出来るだけ早く解決したいのでした。そして手を洗って、トイレに行くのでした。お母さんと、ああそういうことか、とおしゃべりしました。あの手ではトイレにいけないですもんね💛

 お母さんと「言語化できるようになるって、大事ですよねー」というおしゃべりをしました。

 絵を描くとき、描くことが面白い💛と感じられるから絵が面白いことになっていくように、会話のやりとりを面白がっていく環境が、絵を描くときの画用紙みたいなことなんじゃないかと思うのです。ポンと言ったり、言われたりの一言を、絵の具の1滴を味わうみたいに味わえたら、次の展開も面白くなるはずだと思うのです。言語化も表現のひとつと考えられると思うのです。

 言語化する前の表現、というのもありました💛実は、味わい深い表現は、無数にある気がしています。アトリエで絵や工作を作ることは、その無数のモノをキャッチして、味わうためのツールかもしれないなあ、と思います。

 最後は、キネティックサンドで遊んで、これはクールダウンみたいなことだったかもしれません。気楽に手触りを味わいながら、何かを形作って遊んで、ヒト型ぬり絵も描きます。最後のぬり絵は、あっという間に描けるのが不思議です💛3人とも、最初の絵は、いろんな思いがゆっくり動き出していく感じがして、最後の絵は、すっきり、さばさばした気分が伝わってきます。

また、遊ぼうねー!


K
くんの絵、1枚目。スポイト。

Tくんの絵、スポイト。

Kくんの絵、2枚目、3枚目。鉛筆。

お母さんの絵。吸い取り紙に描く。

スライム。上がTくん、下がKくん💛

ヒト型ぬり絵💛左側2枚はTくん。右上はKくん、右下はお母さん。


K
くん、Tくんのお母さんのコメントです。

こんにちは!
先日はありがとうございました。
写真と文章、どちらもこのまま掲載していただいて大丈夫です!
いつもすてきに書いていただいてありがとうございます😊

 

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