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アトリエのはじまり・絵を描くという旅

私は美術大学を出たあと10年以上、絵を描こうとは、全く思いませんでした。あんなに一生懸命描いていたのに、描くことに興味をを失っていたんです。さらに6年ほどたって、子どもに絵本を読みながら、絵を楽しんでいる自分がいました。描かなきゃならないプレッシャーから離れて、ただ楽しめるのがうれしかったです。そして、あるとき、2歳の子がサインペンで、落書きしてるのを見て驚きました。ぐーの手に握ったサインペンで、下から上にぐいぐい線を描いて、サインペンと画用紙を味わっている。。それは、冒険のようでした。。ただ画材と紙を前にして、子どものなんと自由なこと!私はこういう味わい方を、まだやっていないのではないか?!そこから、新しい絵との出会いが、ゆっくりと始まりました。絵を描くのは、何のため。。?

自分の手に、パステルに、聞いてみる。どの色が気になる?どんな風に描きたい?そもそも、ほんとうは描きたいんだっけ?そっと自分に聞きながら、サクサクとか、ゴシゴシとか、手を動かします。わからなくなったら、止まります。。上手に描くだけが、絵の役割ではありません。今、ほんとうに欲しい色はなに?自分に聞く。今、ほんとうに欲しい色はなに?自分に聞く。学校の図画工作にはなかった、そういう時間。丁寧に、イヤな色は避けて、好きな、気になる色を使ううち、何か見えてくるのです。これは、急いでるときは、むずかしい。。急ぐのがあたりまえのようになっているとき、この時間は、貴重です。

本心から好きな色に出会うとき、安心します。安心を探せる自分て、いいものです。。自分の心の深いところを色や形が教えてくれるのを感じる。ゆっくりと遊びながら近づいて行く。そこに近づくとき、それは静かなパワーになります。近づけたという体感は、自分の軸となっていきます。自分が何を好きなのか見えにくいときは、忙しかったり、緊張したりして、感覚が固まっているのだと思います。おとなも、こどもも、忙しいことが、あたりまえのようになってはいないでしょうか。。

ほんの少しの静かな時間、好きな色、欲しい感覚を探す、そのお手伝いをします。もちろん、どんどん描きたいよー!というときは、ご自由に!そんな場所が、あってもいいじゃないか、と思うのです。ただ描いてみたい、作りたい、遊んでみたい、おとな・子どもには、画材と落ちつける場所を。絵、やってみたいけど苦手なんです、という方には遊ぶコツをお伝えします。手ぶらで行って、そんな探求のできる場所を、提供したいと考えました。

そうして、深く味わう経験を繰り返して、新しい感覚・新しい言葉を自覚していきます。
アトリエに来られたお客さんが、自由な自分の世界に触れてすばらしい集中が訪れるとき、アトリエを開いて本当によかったと思います。

アトリエは4年目になりました。絵を描く人の雰囲気は、その人そのものだなあと思います。自分を表現して味わう奥深さ。。その方の感覚が自然に開くようにサポートするアトリエです。
1回のWSが、いつのまにかその人の自信となっている。そんなアトリエでありたいと思います。