Kくん、Tくん、小2の双子の兄弟さんです。5回目のアトリエです。
5回目だなあ!という展開がありました。1回目から見たら、お母さんが自分の絵を描く時間ができてきました。前回もかなり落ち着いて、絵を1枚描けたんですが、今回は、1枚描いた後で、「もっと激しい感じの絵にしたかったんだけど、こうなってしまった」と言うのでした。5回目で、そんな正直な言葉が現れたのだなあと、感慨深いです。私の方でも、このお母さんなら、どんなやり方がやりやすいだろう?というのを考えられるのは、これまでの4回を見てきたからなのでした。
激しさと、一言で言っても、爆発するような激しさもあり。ふつふつやって来る激しさもあり。表現する方の、気質もあり。どんな表現が自分にぴったりくるかは、ご本人にしかわからないんですが。その入口を試してもらうのは、できます。
今回は、画用紙の真ん中から、ゆっくりとうずまきを描いていくのを、提案しました。どんな筆で、どんな色で、どんな線の太さで描くかは、やりたいように、始めてもらいました。これなら、途中で邪魔が入っても、続けられる。男の子が2人、横で絵を描きながら、お母さんに相談するので、ここが大事なのです。
少しすると、テーブルの端で、うずまきは描かれ始めました。私が想像したより、うんと細い線が、ゆっくり描かれていくのでした。そして、描いている姿は、これまでで一番集中していて。これは、終わるまで深い集中が続くだろうと思いました。赤い線のうずまきを描き終えたとき、一仕事やり遂げた雰囲気でした。ゆっくり描かれたうずまきは、なかなかの見ごたえがあります。うずまきの絵は、青の線が足されたり、黄色の点々が足されたりしながら、子どもさんたちがスライムを遊び終わるまで続いていました。
男の子2人は、たぶん、お母さんは何を描いているんだろう?なんでそんなに集中しているんだろう?と感じるのが、未知への1歩になったはずで。お母さんに頼る場面が、ぐっと減ったようでした。
その間、KくんTくんは、ポケモンのキャラを、いろんなバージョンを創作して描いているのでした。Kくんは、絵の具できれいなピンクを作って、小さい絵を2枚描いてました。
一見、子ども達とお母さんは、ちがうことをしているようですが、よく見れば、実は、絵の具で遊ぶのも、わざわざいろんなバージョンのポケモンを描いているのも何か新しいことを体感したいのではないかなあ。
「お母さんは、何を描いてるの?」と聞いてました。描いてるのは、うずまきだけど、聞きたいのはそこじゃないよね。ひとことで説明するのはむずかしいなあ。せっかくなので、お母さんのうずまきの、もっともっと簡単バージョンを、ウオーミングアップみたいに遊んでもらうのは、できないかなあ、と考え中です。
描くということを感触で実感していく遊び。アトリエのおすすめしたい自分の軸に近づく遊びです。筆圧や、スピード。クレヨンか、サインペンか、で感触は、変化してくるはず。そこを味わって遊ぶ、ということ。そこを自分の絵でやってみる。
今日も実は、好きなものを描いてみて?と言ったら、ポケモンを描くのが始まったのでした。たくさん描いていたから、楽しかったのだと思う。わかっているものを描く楽しさもある。安定の楽しさ。
せっかくのアトリエなので、安定にプラスして、意外な感覚に出会うやり方をお伝えしたい。今度、やってみようと思います。
意外な面白さといえば、スライムです。今日も、スライムを作って遊びました。作るところから、アグレッシブなのでした。スライムをぐいぐいこねる、机にたたきつける、風船のようにふくらませるお皿に伸ばして、ピザにする、トッピングを乗せる、などなど。
ビーズやスパンコールをたくさん埋め込んだあとで、「やっぱり、これ、外したい!」ということになって、みんなで、「おお、スパンコール救出~!」と5分くらいで、救出が完了したら、お母さんが、「ほら、みんなになんて言うの?」と言って、Tくんが、「ありがとうございました!」という場面があって、もう意外性の連続だったし💗
その後も、水にスライムを入れて揉みこむ!ということが始まりました。この、どんどん意外な遊びが出てくるのがスライムのいいところ💗するとお母さんが、自分の大事な絵が濡れないように、避難していました。避難するお母さん、というのは意外な展開💗
スライムは水に浮く刀削麺みたいになっていたけど、ヨーグルトの空き箱に入れて、無事に持って帰れたかな?きっとお母さんが、ビニール袋に入れて、カバンの中で倒れないように、運んでくれたと思います。
また、遊ぼうねー!

写真-1 お母さんの絵、4枚目です。ご自分の何かを表現するのに、ピッタリ合ったやり方が見つかったようです。1時間半くらいかけて描いておられました。

写真-2 最初に描いた3枚です。A4の紙の半分の大きさです。いろいろ試しているのがわかります。

写真-3 Kくん、Tくんの絵です。ポケモンのロトム、いろんなバージョン。どんどん描いていくのでした。ピンクの絵は、出来上がったときが一番きれいなのでした。中央の、表面張力で膨らんでるピンクの絵です。

写真-4 Kくんのスライム。左上は、左手にスライムを巻き付けて、カッコよかったんですが、あっという間に外されているのでした。ネコの顔、いい味わいです。

写真-5 Tくん、いろんな遊び方をどんどん始めてます。上の左から2枚目は、パンを作るときみたいに、テーブルに打ち付けてます。下の右は、全員参加でスパンコール救出中💗
