Kちゃん8才 Nちゃん6才、お母さんと一緒に初めてのアトリエです。車のところまでお迎えに行ってKちゃんとお話していると、Nちゃんが雪を持って、Kちゃんの頬にそっと押し付けて、冷たい~!こらー!みたいに遊んでます💗雪が降って、車を動かすのはなかなか大変だったと思うんですが、来てくださってありがとうございます。
プニョプニョボールで遊びます。すごく面白がって、あっという間に笑顔になります。Kちゃん、ボールで遊びながら、アトリエに関係することをいろいろ質問してくれます。できるだけわかりやすく答えています。そのうち、お母さんが「もう十分聞いたよ?そこから先はプライベートだよ?」と丁寧に言います。Kちゃん、あ、そうだったという顔になります。いろんなことを、ゆっくり丁寧にやっていくと、こんな大切な会話も出てきます。
いろいろおしゃべりして、ひと息ついて、ヒト型ぬり絵をお渡しします。子どもさんには、好きに塗ってもらって、お母さんには「今の自分」というテーマで、遊んでもらいました。このテーマを味わって遊べるのは、中学生くらいからのようです。小学生くらいの子どもさんは、何を描いても「今の自分」が表現されるので、自由にぬり絵を遊んでもらいます。そして、初回ワークショップは、なにしろ、アトリエは、絵を描いて遊べるところだと、実感してもらいます。
最初のうちは、気軽に遊べる、画用紙、絵の具、色えんぴつ、砂、紙粘土などで、お誘いします。アトリエって、こんなふうに遊んでOKなんだな、というのを、お母さんと一緒に味わってもらいます。なので、これをこうしていい?いいよー!という会話がたくさん出てきます。それがだんだん自然に、何して遊ぼうかな?という自由な時間になっていきます。
ただの興味を遊ぶのは、自分を大事にして集中することと、つながると思うのです。その深さへ向かう遊び方を、どの子どもさんも持っていると思います。自分の感覚への取り組みは、こうやって始まるのだなあ💗と思います。私は、描かれた絵を味わうことと、困ったときのサポートをしますが、絵や工作に指示はしません。何を描こうかな?どうしようかな?を味わってもらうアトリエです。
3人で、1枚の絵を描くのをやります。画用紙をバットに入れて、テーブルに置きます。スポイトとサカナのお醤油入れを配ります。サカナお醤油入れは、絵の具をたくさんぷしゅー!とやりたいとき、活躍するのです。どうしてこれを使うの?とKちゃん、に聞かれました。バットのことです。これがあると、絵がびしょびしょになっても運べるんだよ、と返事します。
3人で順番に画用紙に色を落としていきます。好きなところに好きなように落としていきます。絵の具を何回か落としたころ、「これを、こうやって混ぜたいな!」とKちゃん、が言いました。OKです。それならと、アイスの棒を渡しました。混ぜたり、線を引いたりして遊びます。そのうち、自分の好きな遊び方がわかって来ます。全体を考えて遊ぶのもよし。一部分を遊んでいくのもOKです。そのうち、部分が、全体に関係していくのを感じていくのです。部分と全体を行き来する感じ、面白いのです。そして、少しすると、自然に絵の具が流れていって、その跡にきれいなグラデーションが、見えてきます。それを直接描いたわけではないけど、そこに自分が関わっているので、おー、こんな素敵な色、描けちゃいました、というのが楽しいのです。
そして、自分が良いなあと思ったことを他の人が感じているかと言うと、それは、わからない。だから、わー、キレイ💗と言って、初めて、おーそうだね!ということも起きてきます。起きなかったりもします。どちらでもOKなのです。その間を面白がりながら、絵はできていきます。その間ずっと、自分のキャパは刺激されています。キャパ、広げないと面白がれないですから。「えー?そうやっちゃうの?」と声が出ちゃいますが、思い通りにいかないのを遊ぶ絵なのです。たぶん、フリージャズとか、即興の音楽をやってる人は、こういうことを味わって演奏しているんではないかなあ。書きながら、アートだねえ!💗って言ってくれた人がいましたが、微妙なドキドキは、何回やっても面白いです。
そして、そろそろ、おしまいかな?という場面はやって来ます。今回は、Kちゃんが一息ついた感じで「私、もうおしまいにする。次は何をやるの?」と言ったのが、きっかけになりました。Nちゃんも、じゃあ、あと1回描いたらおしまいにしようということにして、Nちゃんが最後に描いていると、Kちゃんも、私もやりたいと言って、最後の1回を遊ぶのでした。やっぱりこっち💗も大事にして、ゆっくり次へ行きます。
何しようか?砂とか、紙粘土とか、スライムもできるよ?とお話しながら、スライムを作ることになりました。ボールでサクサク混ぜながら、私がホウ砂水を足していきます。順調にできていきますが、途中で疲れたら、お母さんに手伝ってもらいます。大人は混ぜるの上手なので、ちょっとやってもらうといい感じのスライムになっていきます。手にホウ砂水を垂らして、スライムをこねていきます。さわっているものが、どんどん変化していくのは楽しいのです。何色にしようかな?と言ってます。絵の具で色を付けると、透明な色が、きれいなのです。Kちゃんは4色
作ってました。Nちゃんは、最初に白を混ぜて、それから茶色を混ぜてました。そうなるとしっかりした感じの茶色になっていくのでした。好きな色を作っていくとき、とても満足そうな2人なのでした。
その後は、キネティックサンドで15分くらい遊んでいるうち、やっぱり紙粘土も気になるようなので、紙粘土に変更しました。OKです。紙粘土に色付けして遊びました。作品にならなくても、ぜんぜん大丈夫です。本人が色付けに集中して面白かったら、充分です。そのうち、アトリエに慣れてきたら、自然に作品も出来てくると思います。私は、台所で最初のスポイトの絵を乾燥させてますが、面白がって遊んでいるのは、伝わってきます。何か新しいことが始まった雰囲気の時は、写メを撮らせてもらいに行きます。
時間いっぱい紙粘土で遊んでから、ヒト型ぬり絵、最後に描いてもらいました。お母さんの絵の変化が大きかったです。最初の絵は、迷いの感じの色、最後の絵は、ぴったりくる感じの色💗、とおっしゃってました。自分の感覚を味わって描けたようです。楽しそうにお話してました。子どもさんたちは、最初からパワフルな色の塗り方ですが、最後の絵は、ぐいぐい💗濃い色を使って描いています。
実は今回から、色紙やテープなど、材料を、すぐ手に取れるように並べてあります。それを見て、「今度来たら、色紙で遊ぶ!」と言いながらKちゃんとNちゃん、帰り支度してました。次は、気になったものを手に取って、何が始まるかな?
また、遊ぼうねー!

写真-1 1枚目完成。3人で描いた絵。スポイトとアイスの棒で描きました。

写真-2 1枚目、最初から完成まで。

写真-3 2枚目完成。3人で描いた絵。スポイトとアイスの棒で描きました。

写真-4 2枚目。最初から完成まで。

写真-5 Kちゃんのスライム。感触、味わってます。

写真-6 Nちゃんのスライム。手にまとわりつくスライムを遊んでます。茶色の色付け、丁寧に味わってました。

写真-7 紙粘土。紙粘土でパックを作ってみた💗右上は色を付けて遊んでます。

写真-8 色、味わってますねー!💗最後の絵は、深さ、感じます。
お母さんの感想です。
感想をもらうと、この日のアトリエが完成したような気がします💗
「掲載、大丈夫です。楽しみにしています。
感想ですが…あの2時間が、こんな素敵な物語になるなんて!!
そして、この物語には、続きがある。先生も娘たちも、そのつもりで楽しんでいたのだなと思いました。
外のひんやり冷たい空気とアトリエの穏やかな雰囲気があいまって、自然にアートに向き合えた、良き日となりました。
身体を動かさなくても得られた満足感はあったようで、さっそく次の予定を立てようとしていました。パパの休みが分かってから、またお願いしたいと思います。」
