目上の人が不機嫌でいることは、パワハラのひとつなのだと昨日、知って。ものすごく新鮮だった。
私の父は、時々、深―く不機嫌になる人で。いつそうなるか、なっているかは、わからない。だから、不機嫌の気配には敏感になる。こどもの頃からの、私の日常。
今思えば、困ったことだ。本当は不快なのに、それはないことにして、不機嫌を何とかするのが自分の役目みたいに思う。不機嫌な男の人が目の前にいると、人生が急にリアルになる感覚。
実際、そう思う私がいた、というだけで、私の実家は平和が、保たれていたのだ。私が家を出て、家の中は、少し荒れたらしかった。知ったことか、と思ったけど。離れてよかったはずなんだけど。
家を出てからも、そういえば、あちこちで似たようなパターンに出会っていたのだ。
でも、父親に言えなかったことを言ったり、父親には見せなかった顔を見せたりした。
仲良くはなれなかったのだが、当然だったのだなあ。別れる練習をしていたのだ。
それでよかった。バイバイ。ありがとう。

