Rちゃん、お母さんと初めてのアトリエ体験です。ネコの霧島くんを撫でながら始まりました。まだまだ、撫でていたい様子のRちゃんを、なんとなくテーブルの方にお誘いします。
ヒト型ぬり絵と3人で順番に1枚の画用紙に描いて行く絵。大人は、それなりに。Rちゃんは、絵より、ネコちゃんに触りたいモードなので、絵の順番の待ち時間はネコちゃんのところに行きます(笑)行ったり来たり忙しいけど、Rちゃんのハートはそんな動き。
絵にもネコちゃんが登場します。順番に描いてるとき、思いついて「Rちゃんの描いたネコ、ほっぺた描いていい?」と、声かけします。ネコを撫でながらRちゃん、うん、いいよーと返事します。描いてると、Rちゃん、様子を見に来て自分もネコのひげを描き足してます。大事に大事に描き足して、いい感じです。
この大事に描き足す感じが出てくると、私はうれしい。自分と何かがつながっていく味わい。
この感覚が、ふだんの生活の中にちょっと出てくると使えるんです、とお話しました。
面白さを共有するには段階がある。受け手の段階もある、事情もある。それを按配して、寄っていって、コミュニケーションが始まる。早く準備しなくちゃ、とか、なにかせわしく追い立てられる気持ちとは反対の方向。
自分の子育てのときは、そんな知恵が足らなかったからこれで遊んどいて?って絵を描く材料渡すだけだったんですが。もっとこうしなさいと指図するよりは、何倍かマシだったとは思うけど。お互いをいい遊び相手にできていたら、もっと複雑で楽しい関係ができて、もっと大きくなってややこしいことが起きても、壁が大きくならないで済んだかもしれないなあ。惜しいことしちゃったなあ。。なので、お母さんには、ここをお伝えしたいと、ついつい、思います。
Rちゃん、お母さんの絵の遊び方や、私の遊び方をみて、私もやってみる!と試しています。面白そうなことは、どんどんやってみたらいい。その先に、もっと面白いことも、見つかります。いろんな遊び方を知っていたら、学校の工作の時間も、上手いこと、おつきあいできます。不自由なことが出てきても、かわしていけます。そこで、意地を張ったりして頑張る意味が、なんぼのものかわかれば、クヨクヨしたり、しないで済むと思うのです。
お母さん、無心に水彩を味わっていい感じだったので、砂遊びもおすすめしてみました。砂も、もともと形を留めておけないから、無心になれます。それを見ていたRちゃん、もちろん「私もやる!」です。ほろほろ崩れるキネティックサンドは、固めると、ピシッとしてくれるし、スライスすると、ふわーっと崩れていくのが、面白いのです。これを触って、気持ちいいときは、そんなリズムを、カラダが欲しがってるんじゃないかと思います。どんどん遊んでください(笑)。
Rちゃん、どんどん作ります。楽しいので、持って帰って作りたいな、とつぶやいてます。砂は、持ち帰れないんですが、紙粘土なら、持って帰れるよ、どう?と聞くと、つくる!って。
紙粘土で、ネコを作ってます。耳も目もしっぽも、作りながら、色付けもされています。その雰囲気は、来たときのRちゃんとは、別人のようですね、とお母さんとお話しました。そして、最後に描いてもらった人型のぬり絵を見ると、絵の顔つきが、最初と最後の絵では、ぜんぜん違うのに驚きます。
最後の絵では、目や口を描く時、自分の気持ちを深く感じているのが、伝わってきます。気持ちの幅が、こんふうに広がるのが、と感心します。本人は、ほとんど意識してないと思いますが、こんなことが起きる。そこに立ち会わせてもらって、私は、すごくうれしいのです♡
1、左が、最初に描いた自分、右が最後に描いた自分。同じように自分を描いてるんですが、お姉さんと妹みたい。たしかに、別人のように落ち着いて集中してました。
2、砂、型を取ると、いつもクッキーや、ケーキに見えてくるから不思議。砂を触る手は、生き生きしてきます。
3、左端は、3人で順番に描きました。Rちゃんは、絵も描くけどネコも抱っこしたい!両方しながら、水彩を描きました。
4、お母さん、こんなふうに遊ぶのはウン十年ぶり?と言いながら、水彩や砂を、ゆっくり味わってました。丁寧な手が美しいです。
5、砂遊びの後、紙粘土でネコを作りました。いい集中でした。
