Rくん8才、お父さんと一緒に初めてのアトリエです。Rくん、こちらに来る途中で、ドキドキする、と言っていたそうです。知らない場所で知らない人と絵を描くって、それは大変なことだと思います。お父さんが、あいさつして?と言ったけど、下を向いちゃいます。OKです。
アトリエの目的は、ちゃんと挨拶できるようになること、ではないし、後片付けができるようになること、でもないし、ニコニコできるようになること、でもないんです。素の自分を感じ続けることを一番大事にしたいと考えています。素の自分が、ここは安全だと感じたら、自然にいろんなことが始まっていくと思います。なので、今日はまず、ここは安全だと感じてもらえたらと思います。
絵を描く前にプニョプニョボールで遊びながら、少しおしゃべりします。表現は、外側からいろいろくっつけて、何かできるようになることよりも、やっていることが、自分とぴったり一致してるか、そうでもないのかを、わかっていることが大事なんじゃないかと思うんです。Rくん、遊びながらおしゃべりを聞いていました。だんだん視線が画材の方を見るようになったので、絵、描こうか?とお誘いします。
スポイトで描く絵を始めました。お父さんとRくん、替わりばんこに、色を置いていきます。最初は、それぞれの場所で描いてる感じですが、だんだん混じりあってきます。Rくん、スポイトの先で、線を描いて遊び始めたので、こんなのもあるよと、アイスの棒を渡します。アイスの棒は、先が丸いので、画用紙に引っかからないので、描きやすいのです。
線をたくさん描いて遊んでいます。線をたくさん引く、引っ掻く感じは、そのまま気持ちの表現のように味わえます。水遊び・泥遊びのように、遊びます。さらに絵の具と水の量が増えてきたら、少し幅広のアイスの棒を、横に使って、絵の具をブルトーザーのように押していきます。すると、その跡に、先に描いた線や色が見えて面白いのです。Rくんの手が止まったら、完成です。
2枚目は、どんどん絵の具が混ざり合うところから始まるのでした。色合いが楽しい感じです。最後は、1枚目と似た雰囲気の絵になりましたが、絵の進み方は、ずいぶんちがうのでした。お2人とも、まだ絵を描ける感じでしたので、3枚目、少しちがったやり方を提案してみます。先に、水をスポイトで垂らして、水玉をたくさん作っておいて、そこに色を足していくのです。気持ちがリラックスしてきたので、いろんな加減で色が足されていきました。水玉と水玉をつなげて、物語のような絵になりました。自然に、Rくんの手が止まります。お父さんもそれを見ています。3枚目の完成です。
その後は、キネティックサンドで、遊びます。絵を集中して3枚描いたあとなので、砂で遊ぶのは、ホッとできるかもしれません。砂の、繊細さや柔らかさは味わい深いです。私は、その間、スポイトの絵を乾燥させます。お2人で、静かに遊んでいます。時々、ふふっ♪と笑い声が聞こえます。
ゆっくりした時間なのでした。しばらくして、Rくんの手が止まっていたので、もう一枚絵を描くことになりました。目の前にあったプニョプニョボールで絵の具を付けてポンポンと描いていく遊びです。
Rくん、ワインのような赤を使って描いてます。そこに自分の名前も大きく描いてます。名前が大きいので、写真は、載せませんが、とてもおおらかな絵になりました。お父さんも、ボールに絵の具を付けて、細かい点々を重ねながら、いろんな色を味わっておられました。
Rくん、絵を描く時も、砂で遊ぶときも、手がよく動いてました。ポーカーフェイスのRくん、帰りにバイバイ、またねー!と言ったら、バイバイと手を振って返事してくれました。
また、遊ぼうねー!

写真-1 スポイトの絵・1枚目、完成。

写真-2 スポイトの絵・1枚目、最初から完成まで。

写真-3 スポイトの絵・1枚目、途中の部分拡大。

写真-4 スポイトの絵・2枚目、完成。

写真-5 スポイトの絵・2枚目、最初から完成まで。

写真-6 スポイトの絵・3枚目、完成。

写真-7 スポイトの絵・3枚目、最初から完成まで。

写真-8 キネティックサンド。淡々と、感触を味わってます。上のトンネルは、お父さん作。下のケーキっぽい、美味しそうなのは、Rくん作。

写真-9 お父さんの絵。ボールに絵の具を付けて遊びます。少しずつ色を味わってます💗。静かな時間でした。Rくんも、ワイン色💗の素敵な絵を描いてました。
お父さんの感想です。
本日は夢中になれる楽しい時間をありがとうございました。楽しかった!また行きたい!と、Rも言っており、次回楽しみにしてます😊
