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絵を描くという旅 2025.1.26【プロセスを味わう】

Rちゃん、2回目です。
さっそくネコに挨拶しに行きました。ネコを気にしながら、お母さんとおしゃべりしながら、絵を描いてます。描きたいけど、お母さんの目も見ていたい。水彩で、「今の自分」を描いています。色が混じっていくので、自分じゃなくてもいいよ、と言いました。というか、何を描いても、今の自分なので(笑)。

その後は、3人で順番に描いていきます。Rちゃん、スポイトで、色をポトンと垂らしています。丸いしずくが並んでいきます。楽しそうなので、大人もやってみたくなります。大人は、遠慮がちに、やってみます。Rちゃん、次の順番のとき、きれいなしずくをたくさん落としました。濃さが変わったり、落とす高さが変わると、薄いのや、鮮やかなのが出来ていく。。

なんだかカッコいいなあ!大人ふたりは、面白がって見てました。そのまま、どんどん描いてもいいんですがお母さん、順番待ってるけどどうしようか?と声かけします。あ、そうだった、とお母さんの番です。

お母さん、そっと、描き足してます。その後で、私の番ですが。よーく眺めたら、足したいところがなかった。もう、カッコいいのだ。なので、もう完成でいいんじゃないかな?と言ったら、ふたりとも、うん、そうだね、ということで、完成しました。

霧島くんがお母さんの膝にぴょん!と乗って、抱っこされてます。Rちゃんは、うらやましそうにしながら絵を描いてます。お母さんは、まったりしながら会話してます。Rちゃん、一言二言お話しながら、うらやましさを言葉にしていくみたい。

ネコを抱っこしてると、お母さん、実は絵が描きにくい。だから、「両手使えた方がいいんじゃない?」って。

この言葉を待っていたのかな?お母さん、そうだねってネコを下ろしました。

これ、なんていうか。人と話すってことは、その人の気持ちの上に絵を描くみたいなことかも。。何の上に絵を描くかって。いやー、大事ですよねー。。和紙に描くのか、布に描くのか、石に描くのか。。

自分のことを思い返すと、たくさんしゃべってるのに、言葉が滑っていくときは、そこを見てないときかも。相手は生きものなので、そのキャンバスも瞬時に変化していくのだ。描けたかどうか、すんなりわかるときもあれば、ぜんぜん描けた気がしないのに、相手がおぼえてることもある。

そんなものにどうやって描くか。むずかしいですよ。。せめて失敗しないためには敬意を持ってること、なんではないかな。、それがちょっとでも、あるのと、無いのとでは感触が、ちがうんではないかな。。描かれた意味がわからなくても、そこは伝わっちゃう気がする。

絵を描きながら、しずくを落としながら、会話を聞いてました。会話は、1枚の絵に同時に絵を描いてるみたいなことだなあ。。

ウチのアトリエは、成果主義ではないんです。なので、「そんなことはいいから、さあ描きましょう」とは言わないんです。プロセスをちゃんと味わうことが大事。絵も会話も同じように大事。会話は、いつも即興。即興を味わう人生、いいですよね。

今の自と、最後の自分を描いてもらおうとしたら、どんどん時間が過ぎて、最後の自分は描く時間がなくなっちゃいました。もちろん、いいんです💗

子どもさんは、歌いながら、絵を描く。歌が出てくるって、素敵。見てると、こちらもそんな気分になる。。💗いい絵、描けます。

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